| 平成16年6月3日 衆議院憲法調査会 【地域安全保障について自由討議】 |
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○斉藤(鉄)委員 公明党の斉藤鉄夫です。ちょっとまとまってうまく言えないかもしれませんが、お許しいただきたいと思います。 私も、計画なくして開発なしという考え方に基本的に同意をしておりますけれども、私、事情があっていろいろ引っ越して、国内各所また海外も含めていろいろなところを見て、確かに日本の景観、本当に貧弱だ、このように思います。ただ、私がいろいろなところで住んだ中にいわゆる大規模ニュータウンというのがございまして、ここはまさに都市計画、真っさらな地に都市計画を基本にしてつくられた町、すばらしい景観です。緑も多い、子供たちが学校に行くのに自動車と接触しないですべて住居から学校まで行けるようになっているということで、まさにすばらしい都市計画のもとでつくられたところに住んだことがございますが、これが意外と住民に人気がなくて、自殺者も多いという町でした。要するに、人間味のない町という形になったんです。 いろいろな人に聞くとやはり、景観のいい町よりも、駅前をおりると赤ちょうちんがあってパチンコ屋もあって、人間味の温かみがあるような町でないと何か暮らしていきにくいよねというのがそのいわば結論のような形で言われておりました。 そういう意味では、景観といいましても、歴史的な文化の伝統に基づいたものでないと、人工的に押しつけたとしても、これはなかなか人間が生きるということと直接マッチしないのかなと。ドイツの場合は、歴史的な伝統、文化に基づいたそういう都市計画だったんだろう、こういうことを個人的に実感をしておりますので、このことだけちょっとお話しさせていただきます。 もう一つ。建築基準法ですけれども、非常に細かい規制になっております。しかしながら、いわゆる仕様規定から性能規定へということで自由化が進んでおりますけれども、もう一つ、最近の動きとして、いわゆる建築家の方々が、この建築基準法についても規制が多過ぎる、もう少し、いわゆるアーティストとしての建築家として自分たちの作品を世の中に表現したい、その意味で、もっともっと規制を撤廃してほしい、ある意味では建築基準法をなくして建築基本法というふうなものを提案するというふうな動きもございます。私は、基本的にはその動きに賛同しているわけではありませんけれども、一つの都市景観との絡みでこういう動きも出てきているということもつけ加えさせていただきたいと思います。 以上です。 |